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~花の玉手匣~
第5章  蒼い牙に抱かれて

陛下はぼくの生理的現象に気づいているはずだった。

それでも、澄ました調子でぼくの尻を叩き続ける。

「陛下っ…あっ…んん……もう、お許しを……やめて…」

打たれる痛みよりも、みるみる屹立していく自分にぼくは耐えられる自信がなくなり、喘ぎまじりに懇願した。

「仕置きの終わりを決めるのはおまえではない。もう少し赤く染まるまで我慢しろ」

この台詞で、既に陛下は怒りを解いており、今はむしろお仕置きを楽しんでいることがわかった。

「で、でも陛下……もう我慢が…」

限界だった。

ぼくの芯はますます直情し、こみ上げるものを意志で制御することなど不可能で――

「あっ…ぁあ……」

ついに白濁液を漏らしてしまった。



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