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~花の玉手匣~
第5章 蒼い牙に抱かれて
ぼくは屈服感で全身の力を失った。
頭は陶然としていた。
じりじりと唸るような尻の痛みも、股間の生暖かい湿りも、下腹に当たる陛下の腿も、すべての感覚が快感に昇華されていた。
「尻を叩かれて射精したのか」
陛下の声で我に返る。
いつの間にか平手の雨は止んでいた。
「仕置きで興奮するなど、さてはおまえ少しも反省していないな」
「そ、そんなことは決して…」
「しかし見ろ。予の服までびしょ濡れだぞ」
ぼくは陛下の膝から抱き起こされた。下穿きが足首までずり落ちる。
「申し訳…ありません」
ぼくの顔は耳まで真っ赤になった。