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~花の玉手匣~
第1章  皇子の名

紅梅宮、南殿――


昼下がりのやわらかな陽光が射しこむ室内で、玉蘭は寝台から上半身を起こした。

白の衫(さん)に桃色の単衣を羽織り、髪は結わずに背中へ流している。

今、向かい合う形で牀榻(ながいす)に腰を下ろした女官が皇子に乳を与えていた。

生まれてちょうど20日目の彼は、貪るように口許を動かしている。

その元気なたくましさに、玉蘭は目を細めた。



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