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堕散る(おちる)
第24章 step24十八段目…春
ルリは嫌がったが、繋がったまま膝裏を抱えあげて風呂場に移動した。
チャプン…
また互いに洗い合い、風呂に浸かる。山の夕暮れは早く、赤らみ始めた空が一気に暗くなる。
「今日は鹿だな。」
「紅葉でしたっけ…」
「確か、そうだった。」
「どんなお料理でしょうね。」
「生筍、生卵、すき焼き〜」
「毎日すき焼きではないと思うんですが…」
「ピチピチ稚魚?」
「……」
「ああ、考えたら腹減ってきたなぁ〜」
「でも筍のお刺身も楽しみですね。」
「ああぁ腹減ったぁ…」
ザバン…
ハルトが騒ぎながら立ち上がりお風呂から上がってしまう。
脱衣場に行くと、
「ルリは生筍、もう食べたもんなぁ…」
とニヤニヤ笑っていた。
女将さんの前で可笑しなことを言わなきゃいいな…と願いながら浴衣を着た。
コンコン…
「紅葉が来たぞっ…」
お膳について待ち、そわそわするハルトに、
トランプしながら待つよう言おうかとしてるところに女将さんがくる。
ハルトは立ち上がって出迎えに行きそうな感じで腰をあげる。
また子供のハルト全開で、女将さんを迎えた。
チャプン…
また互いに洗い合い、風呂に浸かる。山の夕暮れは早く、赤らみ始めた空が一気に暗くなる。
「今日は鹿だな。」
「紅葉でしたっけ…」
「確か、そうだった。」
「どんなお料理でしょうね。」
「生筍、生卵、すき焼き〜」
「毎日すき焼きではないと思うんですが…」
「ピチピチ稚魚?」
「……」
「ああ、考えたら腹減ってきたなぁ〜」
「でも筍のお刺身も楽しみですね。」
「ああぁ腹減ったぁ…」
ザバン…
ハルトが騒ぎながら立ち上がりお風呂から上がってしまう。
脱衣場に行くと、
「ルリは生筍、もう食べたもんなぁ…」
とニヤニヤ笑っていた。
女将さんの前で可笑しなことを言わなきゃいいな…と願いながら浴衣を着た。
コンコン…
「紅葉が来たぞっ…」
お膳について待ち、そわそわするハルトに、
トランプしながら待つよう言おうかとしてるところに女将さんがくる。
ハルトは立ち上がって出迎えに行きそうな感じで腰をあげる。
また子供のハルト全開で、女将さんを迎えた。