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堕散る(おちる)
第24章 step24十八段目…春
「はぁ…はぁっ…ごめん…いきそうにないや。」
そう言って繋がったままハルトがキスをしてくる。
ワタシは頷いて首に手を回した。
とても優しいキスに胸がいっぱいになった。
「最初の時は、ルリにいっぱいシテやろうと思ってたのにな…
飲み過ぎた。」
え…?
「誕生日おめでとう。
18の最初の夜は抱き潰してやろうと思ってたのに…」
「あっ…覚えていてくれただけで十分です。ありがとうございます。」
嬉しくて自分からキスをした。
ハルトがフッと優しく笑い抱き締め返してくる。
「その分、朝にな…」
繋がったままコロンと横抱きにされる。
「ハルト…ヘンゼルとグレーテルは?」
「ああ…聞く。」
掛け布団を手繰り寄せ掛けてくれる。
「あるところに木こりの一家がいて、貧しくて食べるのにも困っていました。
母親が父親に、森で子供たちを置き去りにしようと提案しました。」
「アイツみたいな母親だな…」
ワタシは話の選択を間違えたと思った。
「ヘンゼルとグレーテルはその話を聞いてしまい、光る小石を持って出かけました。」
そう言って繋がったままハルトがキスをしてくる。
ワタシは頷いて首に手を回した。
とても優しいキスに胸がいっぱいになった。
「最初の時は、ルリにいっぱいシテやろうと思ってたのにな…
飲み過ぎた。」
え…?
「誕生日おめでとう。
18の最初の夜は抱き潰してやろうと思ってたのに…」
「あっ…覚えていてくれただけで十分です。ありがとうございます。」
嬉しくて自分からキスをした。
ハルトがフッと優しく笑い抱き締め返してくる。
「その分、朝にな…」
繋がったままコロンと横抱きにされる。
「ハルト…ヘンゼルとグレーテルは?」
「ああ…聞く。」
掛け布団を手繰り寄せ掛けてくれる。
「あるところに木こりの一家がいて、貧しくて食べるのにも困っていました。
母親が父親に、森で子供たちを置き去りにしようと提案しました。」
「アイツみたいな母親だな…」
ワタシは話の選択を間違えたと思った。
「ヘンゼルとグレーテルはその話を聞いてしまい、光る小石を持って出かけました。」