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堕散る(おちる)
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験

「えっ…怒ってないんですか…」
「何で?」
「天使に、あの三つ子に抱かれたことに…」
「いや、ルリが俺の元に帰ってくればいいんだよ。」
怒ってないのに安心して、ワタシは試すようなことはしないで、他の人に抱かせないで、
とは言えなかった。
「ほら、立ってないでこっちにおいで…」
呼ばれてソファーに腰掛けた。
優しく肩を抱かれて引き寄せられ、ハルトがワタシの頭に顔を埋めてきた。
安心する。
ここに、ハルトの元にいていいんだ。
互いが互いの居場所…
それを確認したかったのかもしれない。
忘れかけていたけど、ハルトは人を信じられない、愛がわからないというんだ。
だから、ずっと一緒にいるって決めたんだ。
「ルリ、お腹空かない?」
「はい、少し空きました。」
「クリームシチューを作ったんだ。食べよう?」
「ハルトが作ったんですか?」
「ぴよちゃんは作れないだろ?
材料を切って鍋に入れるだけだったし…
ちょっと待ってて…」
「ワタシも…」
「いいから座ってて…」
ぴよちゃんが番人のようにハルトの居たところに昇ってワタシの太ももを突つく。
そっと背中を撫でてやった。
「何で?」
「天使に、あの三つ子に抱かれたことに…」
「いや、ルリが俺の元に帰ってくればいいんだよ。」
怒ってないのに安心して、ワタシは試すようなことはしないで、他の人に抱かせないで、
とは言えなかった。
「ほら、立ってないでこっちにおいで…」
呼ばれてソファーに腰掛けた。
優しく肩を抱かれて引き寄せられ、ハルトがワタシの頭に顔を埋めてきた。
安心する。
ここに、ハルトの元にいていいんだ。
互いが互いの居場所…
それを確認したかったのかもしれない。
忘れかけていたけど、ハルトは人を信じられない、愛がわからないというんだ。
だから、ずっと一緒にいるって決めたんだ。
「ルリ、お腹空かない?」
「はい、少し空きました。」
「クリームシチューを作ったんだ。食べよう?」
「ハルトが作ったんですか?」
「ぴよちゃんは作れないだろ?
材料を切って鍋に入れるだけだったし…
ちょっと待ってて…」
「ワタシも…」
「いいから座ってて…」
ぴよちゃんが番人のようにハルトの居たところに昇ってワタシの太ももを突つく。
そっと背中を撫でてやった。

