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堕散る(おちる)
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験

「ルリ出かけるぞ。」
白いワンピースに合わせて白の唾広の帽子を用意してあった。
久しぶりにルリと一緒だったから熟睡できた。
ルリは俺といると、いつも寝ぼけているが…
混むだろうから早く出かけたいのにもたもたと着替えていた。
「ぴよちゃん、今日も悪いがお留守番だ。」
コォッ…コォッ…
「また散歩してやるから…」
コッ…コッ…
ぴよちゃんを宥めてなんとか出た。
「ハルト…どこに行くんですか?」
「内緒…」
ルリはさっき渡した帽子を膝に置き嬉しそうに見ていた。
たぶん仕事が始まったら、なかなか出かけられないだろうから…
俺は車を走らせた。
「また、何か話して…」
ルリは車に乗るとすぐ寝てしまうから言った。
「え〜と、こぐまとキツネの話にします。
こぐまの兄弟がホットケーキをおやつにもらい森で食べようとしました。
兄が半分に分けると、弟が半分になっていないと怒ります。
そこへキツネが通りかかりちゃんと半分にしてあげようと言いました。
二人のこぐまが大きいと言う方のホットケーキをキツネがかじります。
『これで同じになったでしょう?』
『あ〜今度は反対のが大きい。』
白いワンピースに合わせて白の唾広の帽子を用意してあった。
久しぶりにルリと一緒だったから熟睡できた。
ルリは俺といると、いつも寝ぼけているが…
混むだろうから早く出かけたいのにもたもたと着替えていた。
「ぴよちゃん、今日も悪いがお留守番だ。」
コォッ…コォッ…
「また散歩してやるから…」
コッ…コッ…
ぴよちゃんを宥めてなんとか出た。
「ハルト…どこに行くんですか?」
「内緒…」
ルリはさっき渡した帽子を膝に置き嬉しそうに見ていた。
たぶん仕事が始まったら、なかなか出かけられないだろうから…
俺は車を走らせた。
「また、何か話して…」
ルリは車に乗るとすぐ寝てしまうから言った。
「え〜と、こぐまとキツネの話にします。
こぐまの兄弟がホットケーキをおやつにもらい森で食べようとしました。
兄が半分に分けると、弟が半分になっていないと怒ります。
そこへキツネが通りかかりちゃんと半分にしてあげようと言いました。
二人のこぐまが大きいと言う方のホットケーキをキツネがかじります。
『これで同じになったでしょう?』
『あ〜今度は反対のが大きい。』

