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堕散る(おちる)
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
「あらやだ、のろけられちゃったわ。
そういえば今日ぴよちゃんは?」
「ゲージごとクロークに預かってもらってますよ。」
「いつも連れ歩いてるんですね。
あの…就職のことについて、別に反対したいということではないんですが…
進学しなくていいのか、それを決めてしまうようでね。」
「そこについては、今後もルリさんとよく話し合って、本人がやりたいことを学べるようにずっとサポートしますから…」
「はい、よろしくお願いいたします。」
「ところでお母さん、先日、ご自宅までルリさんをお送りしたんですが、
ちょうどお母さんが車から降りるところに出くわしまして…」
「えっ…あ、はい。」
「俺がどうこう言うべきことではないですが、
娘には、母親のことについて知る権利はあると思いますよ。
お互い、色々なことを話し合ってはいかがですか?
いずれは独り立ちしていくんです。
俺がひどい親に巡り合わせたせいか、
親子は仲良くしていただきたいのでね。」
「えっ…あ、はい。わかりました。」
母は動揺していた。
ちょうどデザートが出されて話が切れ、場の雰囲気は壊れなかった。
そういえば今日ぴよちゃんは?」
「ゲージごとクロークに預かってもらってますよ。」
「いつも連れ歩いてるんですね。
あの…就職のことについて、別に反対したいということではないんですが…
進学しなくていいのか、それを決めてしまうようでね。」
「そこについては、今後もルリさんとよく話し合って、本人がやりたいことを学べるようにずっとサポートしますから…」
「はい、よろしくお願いいたします。」
「ところでお母さん、先日、ご自宅までルリさんをお送りしたんですが、
ちょうどお母さんが車から降りるところに出くわしまして…」
「えっ…あ、はい。」
「俺がどうこう言うべきことではないですが、
娘には、母親のことについて知る権利はあると思いますよ。
お互い、色々なことを話し合ってはいかがですか?
いずれは独り立ちしていくんです。
俺がひどい親に巡り合わせたせいか、
親子は仲良くしていただきたいのでね。」
「えっ…あ、はい。わかりました。」
母は動揺していた。
ちょうどデザートが出されて話が切れ、場の雰囲気は壊れなかった。