この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
堕散る(おちる)
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
「ルリ、昨日お母さんと話できた?」
「はい、できました。
もう長く付き合っててプロポーズされてるって…
そのうちその人と会うことになる時に、ハルトも一緒に会ってくれますか?」
「ああ、いいよ。皆が俺がいていいなら…」
話ができたなら良かった。
最初はルリが家を出やすくする為に動いたことだったが、別に親子を仲違いさせる必要はない。
自分が最悪なアイツが母親だったせいで、最悪な人生をスタートさせたが、
ルリはそうじゃない。
最後まで母親とは仲良くしていて欲しいと思った。
「はい、できました。
もう長く付き合っててプロポーズされてるって…
そのうちその人と会うことになる時に、ハルトも一緒に会ってくれますか?」
「ああ、いいよ。皆が俺がいていいなら…」
話ができたなら良かった。
最初はルリが家を出やすくする為に動いたことだったが、別に親子を仲違いさせる必要はない。
自分が最悪なアイツが母親だったせいで、最悪な人生をスタートさせたが、
ルリはそうじゃない。
最後まで母親とは仲良くしていて欲しいと思った。