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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「ごちそうさまでした。」

「じゃあ、フォアグラにならないよう庭を案内しよう。」

王様が立ち上がりワタシに手を差し伸べる。
急に立ち上がられて視線に下半身があり顔を背けてしまった。

「散歩が嫌か?」

「いえ、さっきからお庭が気になっていました。」

「じゃあ、何故顔を背けた?」

「あ、あの…恥ずかしくて、」

「これか?」

王様が徐に根元を握り、振って示す。

「沢山見慣れているだろうが。」

「いえ、そんな…
あの、いつも裸なんですか?」

「俺が裸に見えるのか?」

「え…、はい。」

本当に裸の王様のように自分が裸だと知らないの?

「それは、欲情してよこしまな気持ちがあるからだ。」

「え?」

「もう一度聞く。俺の服が見えないのか?」

「い、いいえ。見えます。失礼しました。」

「ッハハ…嘘をつかなくていい。裸の王様のパロディは終わりだ。
服なんて邪魔だろう。脱ぎ着が面倒だから着ない、それだけだ。」

まるでハルトみたい。
ワタシはおかしくなって笑ってしまった。

「ほら、いくぞ。」

王様に出された手に手を乗せた。

「あ、あの…」

「なんだ?」

「お皿を片付けてからに、」
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