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堕散る(おちる)
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「ああ、あっちがチョコレート子供の頃に俺が名付けた。安直なネーミングだな。スノー、行くぞ。」
「ふふっ」
「そんなにおかしいか?」
「いえ、馬の名前は呼ぶんですね。」
「だって、動物は名前を呼ばないとわからないだろう。
人間は呼ばなくとも言葉で自分に話しかけられていると理解するだろう。
君も名前で呼んで欲しいか?」
「いえ、大丈夫です。」
「そうか、動物になるなら、名付けてやろう。」
「いえ、動物にはなりません。」
「そうか、残念だな。大事に飼ってやるのに。」
王様はどんな顔をして言ったのだろう。
後ろにいてわからなかった。
一人で寂しいのではないか?
そう思っていた。
王様はワタシを支えるようにピッタリとくっついている。馬の振動もあるのか、先ほどからお尻に王様の中心が当たる。
それは硬く大きくなっていき、馬が歩を進める度にワタシのお尻に突き当たる。
わざとじゃない、意識しないようにしても、はっきりと感じる存在にワタシは恥ずかしくて熱くなってきた。
「楽しいか?」
「はい。」
「怖くないか?」
「大丈夫です。」
「じゃあスピードをあげるぞ。スノー、ギャロップだ。」
「ふふっ」
「そんなにおかしいか?」
「いえ、馬の名前は呼ぶんですね。」
「だって、動物は名前を呼ばないとわからないだろう。
人間は呼ばなくとも言葉で自分に話しかけられていると理解するだろう。
君も名前で呼んで欲しいか?」
「いえ、大丈夫です。」
「そうか、動物になるなら、名付けてやろう。」
「いえ、動物にはなりません。」
「そうか、残念だな。大事に飼ってやるのに。」
王様はどんな顔をして言ったのだろう。
後ろにいてわからなかった。
一人で寂しいのではないか?
そう思っていた。
王様はワタシを支えるようにピッタリとくっついている。馬の振動もあるのか、先ほどからお尻に王様の中心が当たる。
それは硬く大きくなっていき、馬が歩を進める度にワタシのお尻に突き当たる。
わざとじゃない、意識しないようにしても、はっきりと感じる存在にワタシは恥ずかしくて熱くなってきた。
「楽しいか?」
「はい。」
「怖くないか?」
「大丈夫です。」
「じゃあスピードをあげるぞ。スノー、ギャロップだ。」