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堕散る(おちる)
第16章 step16十段目…二人きりの休日
人と初めて迎える朝、
もしかして、俺の全てに関する唯一になるかも知れないオンナが俺の中に居る。

俺のモノだ…
俺にはルリしか居ないかもしれない…

唯一の可能性を持つルリを、他の男にやれない…

ならば、俺が奪って、俺だけということを、体に刻み、
忘れる暇を与えてはいけない。


これを独占欲というのか?

朝の寛ぎ?至福?
そんな悠長な時間はいらない…
奪って、快楽浸けにして、俺のモノにし続けるだけだ。

のんびりと笑顔でいることさえ憎たらしい、
朝から俺が足りないと欲しがってもらわなければ…

優しく、大事になどシテル暇はない…

唇に、乳房に噛み付くような快感を与える。

乳房を奪ったら、ルリが俺の頭を押さえる…
初めてだ…

ルリはいつも、遠慮して、怯えて、ほだされて、俺を求める。

ストレートに俺を求めるルリはエロい。
誉めてやったのに、むくれる。

やっぱり言葉なんて要らない…

体が一番正直だろ?
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