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堕散る(おちる)
第20章 step20十四段目…秋
「おじさま?すみません…行きます。デート
ハルトと一緒でもいいですか?」

『そやな、デートの最中はせがれと二人、離れたところに坊主待たせとくっちゅうならええで』

「わかりました。」

『ほな、次の連休あたり予定しといてや。
坊主に代わってや。』

ハルトに電話を渡す。

「交渉成立ですか?」

『ほな、こないだのホテルにルリちゃん連れてきいや。』

ブツッ…

電話は言い切って切られる。


「ルリ、良かったの?」

「おじさまの頼みなら、仕方ないです。ハルトの恩人ですから…」

「ふうん、風呂入ってルリ送りながら夕飯食べようか。」



こうして、海の見えるレストランに行った。

前よりは会話もあったし、ルリといるのは心地よかった。

下着は一つ持たせ、あとは毎日事務所で渡すことにした。
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