この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
堕散る(おちる)
第3章 step3初めの一歩
アタシは鉄扉から入り、さらに事務室のパイプ椅子に投げ出された。
「自分が何したのか、わかってるよねぇ」
アタシは項垂れる。
「名前は?」
アタシは答えない。
バァーン
男が長机を叩く。
アタシはビクッと反応してしまう。
「盗ったもの机に出して」
ポケットからピンクのリップを取り出し机に置く。
「全部出して。」
「これだけです。」
アタシは答えながら初めて男の顔をみた。
年は30手前くらいだろうか、疑いの目でアタシを見る男の顔は整っていた。
「そう、まぁ確認するからいいよ」
そう言いながら彼は立ち上がり、アタシの後ろに来て両腕を引っ張る。
ガチャリ
金属音がする。
アタシは腕を動かす。
「あっ、手錠だよ。泥棒だからね。さて持ち物検査するよ。質問にも答えてね。」
アタシはキッと男を睨む。
「名前は?」
アタシは、やはり答えなかった。
男はカバンを勝手に開けて生徒手帳を取り出した。
「○○女子高、2年か…」
男は呟きながら書類に書き込み始めた。
「自分が何したのか、わかってるよねぇ」
アタシは項垂れる。
「名前は?」
アタシは答えない。
バァーン
男が長机を叩く。
アタシはビクッと反応してしまう。
「盗ったもの机に出して」
ポケットからピンクのリップを取り出し机に置く。
「全部出して。」
「これだけです。」
アタシは答えながら初めて男の顔をみた。
年は30手前くらいだろうか、疑いの目でアタシを見る男の顔は整っていた。
「そう、まぁ確認するからいいよ」
そう言いながら彼は立ち上がり、アタシの後ろに来て両腕を引っ張る。
ガチャリ
金属音がする。
アタシは腕を動かす。
「あっ、手錠だよ。泥棒だからね。さて持ち物検査するよ。質問にも答えてね。」
アタシはキッと男を睨む。
「名前は?」
アタシは、やはり答えなかった。
男はカバンを勝手に開けて生徒手帳を取り出した。
「○○女子高、2年か…」
男は呟きながら書類に書き込み始めた。