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堕散る(おちる)
第21章 step21十五段目…愁秋
「さて、あとは産卵ですよ?
どっちが産みやすいかわかるでしょうか…」

もう彼女は嫌がらない。形の変化と排泄を楽しんでいた。

あはっ…産みます…んはぁあ…

尖った部分が出て途中で止まる。
まさにお産のように息みながら産み落とした。

はん…

きっとスッキリした表情だろう。次はじっくり眺められるようにして産ませてやろう。

丸い方から産む時は、ぐわっと門が開くまでは楽しめたが、後は一気に飛び出してしまった。

「丸から産む方が楽そうだけど、本物なら割れてしまいますね。」

彼女に話しかけたが、甘い吐息だけで返事はなかった。

最後まで数えながら排泄できた。

体の向きを変え、こちらを向かせる。

ギリギリと縄が鳴き、もう片足の爪先しかつかないようだ。

彼女の頬には涙の跡がある。頬に触れ頭を撫でると、甘えるようにくたりと肩に頭を乗せてきた。

アイツと親父と僕の唯一の共通点、理性のない世界に到達したようだ。

「足が届かないから楽にしてあげるね。」

彼女がコクコクと頷く。

膝にタオルを巻き縄を通しフックにかける。

んぁ…

壁にM字開脚に吊られた彼女は逃げることも隠すことも出来ない。

しっかりと開いた陰部は、テラテラと光り誘っていた。
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