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堕散る(おちる)
第21章 step21十五段目…愁秋
もう一度口づけする。

ルリが舌を絡め一生懸命応えてくる。

sex後の口づけ、名前を呼ばせる、胸に印をつける…そもそもルリが正気に戻らなかったらと焦ったこと…

やきが回ったな…自嘲していた。

いやアイツに壊されたのが悔しかったんだ。
言い訳を考える俺を女々しいと思った。


「ハルト?」

「ああ?」

「何故これをつけてるのですか?」

ルリが入り口に触れているリングに気づき、それを指でなぞりながら言う。

ズクズクッ…

リングと自身の境目を擦られただけでまた充填されていく。


「ああ、ルリがチンコいっぱい欲しそうだったから…」

「え…」

解離か何かわからないが、逆に最中の記憶がないようだ。

正気に戻ったルリを今一度味わいたい。


「ルリ、カーテン開けて」

「はい?」

「早く開けて?」

ルリはしぶしぶ足元の方のカーテンを開け、窓際から急いで離れるようにして戻ろうとする。


「ベッドの端に頭がくるように四つん這いになりな。」

「嫌…」

「嫌ならいいよ。」

俺は上体を起こして壁に寄りかかっていた。

リングに咎められた自身は天井に向かっている。

自分で握り込み強く扱き上げていく。
反対の手をリングに伸ばした。
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