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堕散る(おちる)
第21章 step21十五段目…愁秋
あの日以来アタシはよく考えるようになった。

愛って何だろう。

トモヤさんが、自分のものにならなければ、大事な人を沢山の男の中に放り出してしまうということに考えさせられた。

自分のものにならなければ、誰のものにもなれなくしてしまう。

それだけ独占欲の強い感情…

それは愛なのだろうか…


間違っている。
そう思うのに、じゃあ愛って何?

形のない見えないものの、正解の形を求め、悩んでいた。


答えはわからないまま…
ずっと一緒にいる。

最初に決めた約束にアタシはすがるしかなかった。



ハルトが、愛や気持ちなどわからない、
そばにいて、全てを捧げ、役に立つのが俺の女…
というのは、

凄く純粋で正直な言葉なのだと思った。



そして、何か形に残したい。単純な発想でハルトへのプレゼントを準備し始めた。


母にもハルトにも気付かれないようにすると時間がなかなか取れず、早くに取り掛かった方がいいと思った。


ハルトはあのあと目覚めたアタシに、トモヤさんに何をされたのか訊いてきた。

洗いざらい話すと一言も言わなかったが、翌日からは何もなかったかのように、いつも通りだった。
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