この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
堕散る(おちる)
第22章 step22十六段目…初冬

同時に全身に駆け巡る快感と解放感、衝き続ける余裕もなく、
ズルズルと崩れ堕ちるルリを受け止めるのが精一杯だった。
「ルリ…最高だったよ…」
意識を飛ばし聞いていないだろうルリに素直に言った。
抱えあげて抜き去ることも出来ず、尻と背中を抱え寝室に戻った。
散らばった電飾をベッドから落とし、二人繋がったまま転がるように横になる。
起きそうにないルリを抱き締めて俺も目を閉じた。
深夜に目が覚める。
ハルトが抜け出た感覚があったからだ。
アタシをくるむように丸まったハルトの寝顔を見た。
あどけない子供のような寝顔…
激しく体を重ね気絶してしまった。
ハルトはすぐに寝付けただろうか…
寂しい思いをさせなかっただろうか…
起き上がり、落とされたままになっている布団を持ってくる。
ピカピカと点滅するツリーのライトを外した。
「いかないで…いかないでよ…かあ…」
ハルトの体がさらに丸まって、手が何かを探し始めた。
急いでベッドに戻りハルトの腕を持ち上げ体を滑り込ませ布団をかけた。
「ルリ…離れるなよ…」
ズルズルと崩れ堕ちるルリを受け止めるのが精一杯だった。
「ルリ…最高だったよ…」
意識を飛ばし聞いていないだろうルリに素直に言った。
抱えあげて抜き去ることも出来ず、尻と背中を抱え寝室に戻った。
散らばった電飾をベッドから落とし、二人繋がったまま転がるように横になる。
起きそうにないルリを抱き締めて俺も目を閉じた。
深夜に目が覚める。
ハルトが抜け出た感覚があったからだ。
アタシをくるむように丸まったハルトの寝顔を見た。
あどけない子供のような寝顔…
激しく体を重ね気絶してしまった。
ハルトはすぐに寝付けただろうか…
寂しい思いをさせなかっただろうか…
起き上がり、落とされたままになっている布団を持ってくる。
ピカピカと点滅するツリーのライトを外した。
「いかないで…いかないでよ…かあ…」
ハルトの体がさらに丸まって、手が何かを探し始めた。
急いでベッドに戻りハルトの腕を持ち上げ体を滑り込ませ布団をかけた。
「ルリ…離れるなよ…」

