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第22章 step22十六段目…初冬

ひゃあぁ…

ハルトはクリームだけを舐めるようにしているのに、
冷たいクリームを舐めとる温かい舌がわずかに触れるだけで声が出てしまう。

｢クリーム美味しいよ。｣

また乳首に乗せられる。
冷たさと温かさ、完全には構って貰えない焦れったさに体の熱が籠っていく。

｢ルリにもあげるね。｣

唇の上に乗せられる。
アタシは唇を少し開き舌を出して舐めとるけど、少し溢してしまう。

｢食べさせてあげようとしたのに、勝手なことするから溢したじゃん。｣

ごめ…んぁあ…あん…

乳房に落ちたクリームを強く吸われる。
籠った熱が欲に変わる。

唇にクリームが置かれる。艶っぽいハルトの瞳がクリームに注がれる。
アタシに向けられていないことに嫉妬する。

なのにハルトの唇が近づいて、キスされると思っただけで許してしまうのだ。

ﾁｭｯ…

唇をクリームごと包まれて舌で開かれてクリームを押し込まれる。
そのままハルトの舌が口内に入ってくる。

甘いクリームが溶けて舌が絡み合う。

甘く蕩けるような口づけにアタシは目を閉じてハルトの首に手を回した。

ﾁｭｯ…ｸﾁｭｯ…ﾁｭｯ…

アタシはクリームのように溶けていった。