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キミといる場所
第10章 蜜熱

ほんの数秒、
唇の先と先がふれあう程度の短いキス。
熱のせいで潤んだ瞳の長谷川くんが
つかんだ手に少しチカラを入れてささやく。
「もいっかい…」
吸い込まれるように再び唇を落とす。
互いを優しく吸いあい
しっかりと重なりあった唇が開く。
熱い舌先が滑り込んできた。
私の舌はそれに自然に応え、
緩くゆっくりと絡ませる。
吐息が熱い。
熱のせい?
私はハッとしてカラダを起こした。
「…もっと、したいよ…」
つかまれた反対の手で唇を押さえ、
「ダメ、熱が上がっちゃう」
そう言うと、ちぇ…と拗ねて目を閉じる。
しばらくすると寝息が聞こえ、
つないだ手のチカラが抜けた。
キス、してしまった!
まるでファーストキスの時のように
速まった鼓動がおさまらない。
今ここに日記帳があったら、
乙女チックなポエムでも書いてしまいそう!
嫌悪感なんて1ミリもなかった。
むしろ『もいっかい』の言葉に、
はしたなくも飛びついたくらいだ。
ドキドキは心臓から全身に拡がり、
下半身の奥の方がキュッとするのを感じた。
長谷川くんがほしい。
もしもこんな状態でなかったら、
そのまま自然に彼にカラダを預けられただろう。
大丈夫。
恐くなかったよ、私。
安堵感とキスの余韻に涙ぐみそうになりながら、
つないだ手をしっかりと握りなおした。
唇の先と先がふれあう程度の短いキス。
熱のせいで潤んだ瞳の長谷川くんが
つかんだ手に少しチカラを入れてささやく。
「もいっかい…」
吸い込まれるように再び唇を落とす。
互いを優しく吸いあい
しっかりと重なりあった唇が開く。
熱い舌先が滑り込んできた。
私の舌はそれに自然に応え、
緩くゆっくりと絡ませる。
吐息が熱い。
熱のせい?
私はハッとしてカラダを起こした。
「…もっと、したいよ…」
つかまれた反対の手で唇を押さえ、
「ダメ、熱が上がっちゃう」
そう言うと、ちぇ…と拗ねて目を閉じる。
しばらくすると寝息が聞こえ、
つないだ手のチカラが抜けた。
キス、してしまった!
まるでファーストキスの時のように
速まった鼓動がおさまらない。
今ここに日記帳があったら、
乙女チックなポエムでも書いてしまいそう!
嫌悪感なんて1ミリもなかった。
むしろ『もいっかい』の言葉に、
はしたなくも飛びついたくらいだ。
ドキドキは心臓から全身に拡がり、
下半身の奥の方がキュッとするのを感じた。
長谷川くんがほしい。
もしもこんな状態でなかったら、
そのまま自然に彼にカラダを預けられただろう。
大丈夫。
恐くなかったよ、私。
安堵感とキスの余韻に涙ぐみそうになりながら、
つないだ手をしっかりと握りなおした。

