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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第3章 熱~海斗~

「莉愛菜、大丈夫だ。
今日は大事な会議があるから行かなきゃいけない。」
そんなことを言って、リビングのソファーに座る。
「で、でもそんなに熱いんじゃきっとすごく熱が高いよ?」
とりあえず、海斗の横に行ってガウンの下に手を滑り込ませ、体温計を脇に挟ませた。
「大丈夫だ。
莉愛菜は心配性だな。」
そう言ってあたしの頭を撫でる手は、確実にいつもより熱くて、力が無い。
「あたしが…もっと早く気付けてれば…」
昨日は元気だったはず。
だって昨日も海斗はいつもとまったく変わらなかった。
あたしを抱く手だっていつもより熱いなんて思わなかった。
寝てる間に悪化したんだろうか?
あたしが隣に寝てたのに、気付いてあげられなかった。
もっと早く気付いてれば、こんなに熱が出る前に対処できたのに。
「莉愛菜、風邪薬持ってくてくれるか?」
海斗の声にハッとした。

