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異国の王子様
第1章 異国の王子様
今日は転校生が来るらしい。
○○「ん~どんな人だろう」
友達「楽しみだねー」
そう友達と話してた。
先生の合図で転校生が入ってきた。
シルバー色の髪に、
褐色肌の印象的な美少年だった。
私はその時、もうすでに彼に恋してたのかもしれない。
「カルロス・シウバです。よろしくお願いしマス」
彼は異国なまりな日本語で自己紹介する。
彼と少し、目が合う。
一点の曇もない、美しいエメラルド色の瞳で見つめられる。
○○「か…かっこいい…」時が一瞬止まったようだった。
カルロス「…かわいい」
ぽつりと彼は呟くと、私につかつかと近づいてきた。
○○「へ…!?;」
そして私の手をとり…
カルロス「すごく艶やかな黒髪…綺麗だね」
○○「あ、ありがとう…//」
私は恥ずかしさで俯きながらお礼を言う。
きゃーっと周りの女子が騒ぐ。クラス中から注目の的になる彼。
友達「転校生、すっごいイケメンだったねっ」
○○「うん」
友達「あのカルロス君に声かけられるなんて、よかったじゃない○○~」
○○「あのって…?」
友達「カルロス君て、王子様なんだって」
○○「えぇ…!…そうなの?」
異国の王子様が日本の学校に来るなんて…