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その瞳に…
第14章 お互いの気持ち
チャプン…

天井から溢れる水滴が、バスルームに響く。

二人一緒に絶頂を迎えた後、大河はぐったりする舞奈を抱き抱えバスルームへ連れて行った。

シャワーを浴び、大河が先程張っておいた湯船に、舞奈は大河の膝の上に抱かれながら浸かった。

少し温めのお湯が、じんわりと体に染み込み、気だるかった体や意識が段々戻ってくる。

父親以外の男性とお風呂に入るのは少し恥ずかしかったが、大河に背を向けて入っているため、まだ頭がパニックにならずにすんだ。

「あの、先生…」

舞奈は大河は背を向けたまま、モジモジと声を掛ける。

「ん?何?舞奈」

大河は舞奈の肩にキスをしながら、先を促す。

大河の優しい仕草に、体を反応させながらも気になっていた事を舞奈は思いきって聞いた。

「どして、先生は私を選んでくれたんですか?」

舞奈はどきどきして落ち着かないが、それでも続ける。

「だって、高校生なんて先生から見たら子供だし…私はそこまで美人とかじゃないし…会うにも人目とか気にしなきゃいけないで、面倒なのに…先生なら、もっと大人で美人の人とも付き合えるのに、何でかなって思って…」

モジモジする舞奈を背中越しに見詰めながら、大河は逆に問いただした。

「それなら、舞奈は何故僕を好きになったんだい?」

逆に質問されるとは思っていなかった舞奈は、少し沈黙した後、位を決して答えた。
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