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その瞳に…
第16章 胸騒ぎ
10月も終わりを後一週間と迫った時期、雪音高校は放課後になると慌ただしくなっていた。

11月の第一周の土・日に文化祭が迫っていたからだ。

文科部は特に、日頃の成果を文化祭で披露するため、どの部活も準備に余念がない。

クラスでの模擬店と合わせ、生徒たちは短い準備期間の間は何時も以上に慌ただしくなる。

舞奈の華道部も普段は週2の活動が、最近は放課後大体の部員が部室にあっ待っていた。

雪音高校は、3年生は受験と最後の文化祭の為、展示品等には参加せず、本番を思いきり楽しむ事がメインになる。

その為、次期部長候補が先頭に立ち、1・2年生が準備をするのだ。

次期部長候補の舞奈は、てんてこ舞いになりながらも部員達に指示を出す。

華道部は、個人の作品の他に部員全員で考えた巨大な生け花を、文化祭当日の入り口ホールに飾る。

その為、来賓の方々がまず目に付く物の為、下手な物は生けれない。

木曜日の放課後、舞奈と2年の他の部員3名が全員で考えたデザインを囲みながら、花のバランスや予算等を話しあっていた。

「じゃ、このデザインと予算を明日、部活で先生に見てもらって、OKがでたら発注かけよう」

月曜日から考えたデザインがやっと決まり、舞奈達は第一段階クリアーと喜んだ。

すると、部室のドアが開き、学年主任が顔を出した。

「お前達、もう下校時間とっくに過ぎてるぞ」

えっ!?と時計を見ると、時計の針は19:40を指していた。

舞奈達は慌てて帰り仕度を始める。

「鍵はおれが閉めるから、お前達は早く帰りなさい」

そう言う学年主任に挨拶をし、舞奈達は昇降口へ向かった。
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