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その瞳に…
第23章 小さな秘め事
慌てる舞奈を横目に、大河はクスリと笑いを漏らす。

「違うよ。この間言っただろう?スーツを着たまま、制服姿の舞奈を犯してあげると。しかも、学校で、とおまけ付で」

前を向いたまま、恥ずかしげも無く聞いてきた大河に、舞奈は一瞬にして耳まで真っ赤になる。

「なな、なんで今聞くんですか!」

大河の問いかけに、舞奈は動揺する。

せめて、エッチが終わった後なら、まだ答えやすいが、体も頭も冷静になった今、それを聞かれるのは物凄く恥ずかしくなる。

動揺する舞奈に、大河は楽しそうに答える。

「なんで?って。そんなの冷静になった時に聞いた方が、舞奈がそうやって恥ずかしがるから、楽しいし」

クスクス笑いながら言う大河に、舞奈は言葉が出ず、ブンブンと両手を振って暴れる。

「で?どうだったの?」

再度問いかけてくる大河に、舞奈はプクっと顔を膨らませそっぽ向く。

「先生のいぢわる…」

ポソっと呟く舞奈に、大河は何を今更、と言わんばかりに肩をあげる。

「こんなに意地悪な僕を好きになったのは、舞奈だよ?なら僕は悪くない」

開き直る大河に、舞奈は更にムーっと膨れるが、窓越しに見える大河の余裕な顔に、諦めて答える。

「すっごい恥ずかしかったですけど、凄くドキドキしました」





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