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その瞳に…
第28章 大人の対応
 「ね、本当に大丈夫?」

 「大丈夫だってば!」

 一日の授業を無事終えた舞奈と絵麻は、駅の入り口で押し問答していた。

 今日も絵麻はバイトの為、ここで舞奈と別れる事になるが、バイトの時間が近づいいるというのに、舞奈が心配な為何度も大丈夫か確認してくる。

 そんな絵麻に、舞奈は心配してくれるのはわかるが、何度も確認され流石にちょっと面倒くさくなってきて、少し強めに声を上げてしまう。

 「本当に大丈夫だって!お迎えの人もすぐくるし。ホントにバイト遅れるよ!!」

 その言葉に、不満そうな顔をしながらも、絵麻は深いため息をつき納得する。

 「わかった。じゃあバイト行ってくるから。帰ったら今日はちゃんと連絡してよね!」

 解ったよ、と舞奈が返事をすると、時間が押していた絵麻は駆け足でバイト先へと向かった。

 絵麻を見送ると、舞奈はは~っと深いため息をついてしまう。

 今まで、絵麻がここまでしつこくなる事が無かったため、それだけ心配してくれているのはわかるが、流石に疲れてしまう。

 これから何が起こるかわからないのだから、体力や気力は残して起きたかったのだが、舞奈は今ので少し疲れてしまい、流石にため息も吐きたくなった。

 今度は短いため息を吐くと、横からクスクスと笑い声が聞こえてくる。

 「大変でしたね、舞奈さん」

 その声に反応し、横を振り向くと、早百合が楽しそうに微笑みながら立っていた。

 「え?あ!お久しぶりです!!」

 突然現れた早百合に舞奈は驚き、少し声が裏返ってしまい、恥ずかしくなり顔を赤くしてしまう。

 「お久しぶり、舞奈さん」

 そんな舞奈に、とても落ち着いた声で早百合は答える。

 舞奈は優雅に微笑む早百合につい目を奪われてしまう。

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