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その瞳に…
第31章 開発される身体
 「はぁっ、あっ・・・あぁ・・・」

 激しい絶頂を迎えた舞奈は、ドサリとベッドに倒れこむ。

 バイブを抜き、軽くティッシュで拭きながら、ひくひくと体を痙攣させ、虚ろな瞳を浮かべ、呼吸を乱す舞奈を大河は満足そうに見つめる。

 大河はつっと舞奈の汗ばむ背中に指を這わせると、ピクンと小さく体が反応する。

 何度も絶頂を迎えた舞奈の体は、既に全身が敏感になっており、大河にどこを触られてもピクピクと反応を示す。

 大河はそれが面白いのか、舞奈の首や背中に張り付いた髪を掻き揚げ、ゆっくりと唇を這わせる。

 「ん・・・」

 体が熱を帯びている為、少し冷たく感じる大河の唇の感触に、ゾクゾクっと舞奈は体を震わせる。

 大河は、舞奈の首や肩、背中にキスを落としながら、縛っている縄を解いた。

 「あ・・・」

 やっと自由になった腕を、舞奈はあお向けになりパタリとベッドの上に投げ出す。

 そんなにきつく縛られていた訳ではないが、長い時間固定されていた腕は少し痺れていた。

 「・・・少し、跡がついてしまったね」

 大河は舞奈の真っ白な腕についた、赤い縄の後を指でなぞりながら、クスクスと楽しそうに笑う。

 それは、大切な物に自分の印をつけて喜ぶ子供のような笑みだった。

 その微笑に、舞奈はドクンと心臓を弾ませ、痺れが取れてきた腕を伸ばし、大河の頬に触れ、微笑む。

 「先生の物って言う証の跡なら、もっとつけて欲しいです」

 その言葉に、大河は少し驚いた表情をするが、すぐにニヤリと不適な笑みを浮かべる。

 「なら、もっとつけてあげるよ。君が僕のものだって言う証をね・・・」

 
 
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