この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
その瞳に…
第8章 日常
(腰に力入んなくて…階段、辛い…)
舞奈は二階建てアパートの階段を、手すりに捕まりながらゆっくり登っていた。
あの後、立てなくなった舞奈を大河はバスルームへ連れていき、体を綺麗にしてくれた。
もちろん、何度か手でいかされたりもしたが。
そして、啓介の住んでいるアパートの前まで送ってくれた。
ヒリヒリするあそこに力の入らない足腰。二階の階段から一番遠い部屋にいくのすら、今日は辛い。
やっとの思いで啓介の部屋までたどり着く。
(今9時前…)
この時間ならば起きてるかな?と思いチャイムをならす。
キンコーン
『…はい…』
インターホンからは少し不機嫌そうな声が聞こえる。
「あ、私。舞奈」
『ああ、はいよ』
少し待つとドアの鍵が開く音とともに扉が開かれた。
「いらっしゃい」
少し眠たげな顔をした女性が舞奈を出迎える。
「ごめん、寝てた?由実ちゃん」
「や、原稿してて徹夜…」
由実と呼ばれた女性は大きなあくびをしながら答える。
啓介の妹、由実は大学に通う学生。
交通の不便な実家から、啓介と由実は家でて二人暮らしをしている。
由実の趣味は同人活動で、BL・GL・ノーマルとその時々によってジャンルが変わる。
舞奈は、二人に勉強を見てもらう代わりに由実の手伝いをするため、ここに泊まることはしょっちゅうだった。
両親も従兄弟と言う事で、承諾している。
舞奈は二階建てアパートの階段を、手すりに捕まりながらゆっくり登っていた。
あの後、立てなくなった舞奈を大河はバスルームへ連れていき、体を綺麗にしてくれた。
もちろん、何度か手でいかされたりもしたが。
そして、啓介の住んでいるアパートの前まで送ってくれた。
ヒリヒリするあそこに力の入らない足腰。二階の階段から一番遠い部屋にいくのすら、今日は辛い。
やっとの思いで啓介の部屋までたどり着く。
(今9時前…)
この時間ならば起きてるかな?と思いチャイムをならす。
キンコーン
『…はい…』
インターホンからは少し不機嫌そうな声が聞こえる。
「あ、私。舞奈」
『ああ、はいよ』
少し待つとドアの鍵が開く音とともに扉が開かれた。
「いらっしゃい」
少し眠たげな顔をした女性が舞奈を出迎える。
「ごめん、寝てた?由実ちゃん」
「や、原稿してて徹夜…」
由実と呼ばれた女性は大きなあくびをしながら答える。
啓介の妹、由実は大学に通う学生。
交通の不便な実家から、啓介と由実は家でて二人暮らしをしている。
由実の趣味は同人活動で、BL・GL・ノーマルとその時々によってジャンルが変わる。
舞奈は、二人に勉強を見てもらう代わりに由実の手伝いをするため、ここに泊まることはしょっちゅうだった。
両親も従兄弟と言う事で、承諾している。