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優しい彼の悪魔の顔
第2章 彼の部屋
「本当に?」
「んっ、ほんと、だから。だから、んんっ…、もう」

「やめて欲しいの?いいの?」


ミコはやめてとは言えなかった。

気持ちいい。
もっとして欲しい。

でも、言えない。




ミコは必死に声を抑えながら、どうしていいかわからずに首を横に振る。




「ははっ、どっちだよ。まったく、しかたないか、これ使ったら素直になるかな」





そう言うとリョーはまたしてもベッドの脇の棚に手を伸ばした。










「ミコ、これ使ったことある?」





リョーはそう言うと手に握ったものをミコに見せた。








「や、やだっ、リョー、やだっ」
「あ、その反応はこれがなにか知ってるんだ。さては使ったことあるでしょ?」
「ないっ、だからやだっ」


「使ったことないんだ。じゃあ試してみないとね。でも素直じゃないミコには少しお仕置きだよ?」







そう言うとリョーはさらに棚からガムテープを取り出した。

「何、するの?」
「んー?こーするの」



リョーは最初に取り出したローターを2つ、それぞれの胸にテープで固定した。
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