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優しい彼の悪魔の顔
第10章 デート
あたりが真っ暗になると、足元には無数の人工の星。
空には、今にも落ちてきそうなほどに輝く星たち。
「なんで、こんなところ知ってるの?」
「ん?ああ、俺の実家、この山降りたところにあるんだ。昔はよく来たなぁ」
「へぇ」
誰と?
聞きたい言葉が喉で止まった。
「でも、久々に来たけど、全然変わらないなぁ」
リョーはベンチから立ち上がると、大きく伸びをした。
「初めて、女の子、ここに連れてきた」
ミコの心の中を見透かしたように、背中を見せながらリョーが言った。
「うそ、そーやっていろんな女の子誘ってるんでしょ?」
「いやいや、ほんとだって。彼女できたら一緒に来たいって思ってたけど、地元離れてからは彼女なんてできなかったし」
ドクンッ。
今…。
「え?彼女?」
ん?とリョーは何か変なことでも言ったかのように振り向いた。
「えーっと、あれ?なのに私は、いいの?」
「うん。って、やっぱりその反応?」
どう答えていいか分からず、ミコは、リョーの顔を見つめた。
「俺はそのつもりでいたんだけど、勘違い?」
「いや、えっと…」
まったく予期していなかった出来事に、ミコはただ動転するしかない。
「俺、言わなかったっけ?彼女じゃないとSEXしないよ?って」
リョーは少しだけ意地悪そうな顔をしながら、ミコが断ることがないことを予期していた。
空には、今にも落ちてきそうなほどに輝く星たち。
「なんで、こんなところ知ってるの?」
「ん?ああ、俺の実家、この山降りたところにあるんだ。昔はよく来たなぁ」
「へぇ」
誰と?
聞きたい言葉が喉で止まった。
「でも、久々に来たけど、全然変わらないなぁ」
リョーはベンチから立ち上がると、大きく伸びをした。
「初めて、女の子、ここに連れてきた」
ミコの心の中を見透かしたように、背中を見せながらリョーが言った。
「うそ、そーやっていろんな女の子誘ってるんでしょ?」
「いやいや、ほんとだって。彼女できたら一緒に来たいって思ってたけど、地元離れてからは彼女なんてできなかったし」
ドクンッ。
今…。
「え?彼女?」
ん?とリョーは何か変なことでも言ったかのように振り向いた。
「えーっと、あれ?なのに私は、いいの?」
「うん。って、やっぱりその反応?」
どう答えていいか分からず、ミコは、リョーの顔を見つめた。
「俺はそのつもりでいたんだけど、勘違い?」
「いや、えっと…」
まったく予期していなかった出来事に、ミコはただ動転するしかない。
「俺、言わなかったっけ?彼女じゃないとSEXしないよ?って」
リョーは少しだけ意地悪そうな顔をしながら、ミコが断ることがないことを予期していた。