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優しい彼の悪魔の顔
第12章 変化
翌週も翌週も、金曜の夜になるとリョーとミコは当たり前のように仕事終わりに落ち合った。
リョーの迎えで、まずは食事。
そのままリョーの家に向かう。

ミコは少しの不安と、少しの緊張感を持ちながらリョーの部屋へ行く。


けれど。


リョーは優しい。

少しお酒を飲んでも優しくそっとキスをする。
何度も。

そのまま、流れるようにミコの体をまさぐり、慈しむようにミコを抱く。

終われば、ミコの頭を腕に抱きながら、明日はどこへ行こうか?と柔らかい声で問いかける。


この関係。
普通のSEX。
普通の会話。


ミコが望んだもの。

なのに、ミコは何度も心の中で問いかけた。


なんで?
どうしたの?
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