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優しい彼の悪魔の顔
第11章 帰り道
黙り込んでしまったミコの頭を、リョーは軽く撫でた。

「わかったよ、ミコの嫌がることはしないよ」

リョーはそう言うと、ミコから離れ、車を走らせた。




そのまま、ミコのアパートまで送り届ける。

「はい、とりあえず今日はもう帰ろう?またね」

何か言おうとしたミコの唇をリョーは優しく塞ぐ。

そっと、唇と唇を合わせるだけのキス。



そのまま、ミコは何も言えずに車を降りた。
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