この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
want to be ...【短編集】
第3章 甘い熱






「っんんぅ!…っは」


蒼汰の熱い舌に深く絡められて、…って!


「…っん!蒼汰っ」


「…あ?」


蒼汰の身体を押し退け、不服そうにあたしを睨む蒼汰のおでこに手を当てると。


「…っ熱!熱上がってるじゃん!」


「…上がってねぇ」


「ちょ、待って…体温計、っひゃ!?」


体温計を取りに行こうとしたあたしの腕を掴んで引き寄せ、再び深く唇を塞がれる。


押し退けてるのに…っ力、強い…!


「…っんぅ…!」


いつもより熱い舌。


その舌の熱に溶かされて、頭がクラクラする…


ぽすん、と柔らかいものに倒され、蒼汰があたしに跨ってくる。


「…っあ、蒼…っんん!」


激しいキスに目を閉じて…ふと気付いて目を開け、横目で美咲さんと大樹さんを見ると。


「…っ!…ふぁ」


お二方もキス真っ最中で…


そして。









再び、2人並んでベッドで寝てるあたし達。


たくさんキスを交わして火照ったあたしの身体の奥は、更なる熱を求めて燻っていた。


「…お前ら、ちゃんと暖かくして寝てろよ。
とにかく死んだように寝ろ」


「…熱は上がりきったら後は下がる一方なんだろ?」


「…まあな」


「了解…明日までには絶対治すよ。
ありがとうな、2人共」


「あっ、ありがとうございますっ」


「…じゃあ。…蒼汰、俺らの部屋入って来んなよ」


「…はいはい分かりましたよ」


「?」


最後に蒼汰と不思議な会話を交わして、大樹さんのキスでまだぼんやりしてる美咲さんを支えて部屋を出ていった大樹さん。


「…どういう事?」


「そういう事」


「…へっ!?」


「抱くんだろ、今から。美咲の事」


理解するのにしばらく時間をかけた。


そして一応理解したけど…


「…っいやいやいや!えっ!?
美咲さん臨月入ってるんだよ!?
あんなお腹大きいのにセックスなんて…」


「あいつらに常識通用しないの知ってるだろ?」


…いやいや。


常識通用するしないじゃなくて…!


「…まあヤるつっても違う穴でだろ。
さすがの大樹でもそこまで鬼畜じゃねぇよ」


言い方ぁ!


ていうか、


「…」


鬼畜…って。


あなた人の事言えるんでしょうかね。


/197ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ