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溺れる恋は藁をも掴む
第7章 性
アキの手が下半身に伸びてゆく。

ハッとする瞬間。
物凄く、羞恥を感じる時。


ショーツの上から恥部を優しく撫でられる。

ショーツのクロッチ部分を捲り、
指を挿入させて、
濡れた蜜を指で確認するアキ。



「うっ‥‥‥あっ‥‥」
恥ずかしさで漏れる声。

アキの指でかきまぜられ、
突起したクリを親指と人さし指の腹で触れて、
弱い力で捻られて、
悦びの蜜は更に溢れ出す。
蜜を人さし指ですくい、
円を描くようにクリを刺激する。


ヒクヒクと腰が引けてくる。
自然に捩る身体。



「あっ‥‥‥‥ダメ‥ダメ‥ダメ‥‥」

おかしくなりそう‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‼︎

感じる私の顔をアキは見ながら、
指の動きを止めない。

全部晒されるより、
ショーツをはいたままの、
この行為がなんともやらしく、
それでいて気持ち良く、
どんどんエッチな欲望を膨らませてゆく。

焦らされて、
早くアキが欲しいという気持ちと、
気持ちいいから辞めないでという欲張りな思い。


セックスってさ、
無我夢中になりながら、
相手を知りたくなる、
この上ないコミュニケーションなんだね。


アキが欲しい気持ちがいっぱいになって、
溢れそうだよ。




開かれた脚。

こんな無様な格好を晒してでも、
求めてしまう性。


どんなに綺麗な女優でも、
みんなこんな格好を晒してでも、
セックスをするんだ。


セックスをしている時の女は、
誰もが平等にこの格好になり、
曝け出されて、
尚且つ、男を迎える準備をする。


セックスは演技じゃない。
ガチの自分を曝け出す男と女の物語。


もっともっと指先でアキを感じて、
アキ自身をこれから受け入れる時、


愛されてると錯覚に陥りたい。


そんな女心がアキに身を任せる、
私の物語。

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