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第8章 体温

「言葉にして‥‥華」

「うっ‥‥‥恥ずかしくて堪らない‥‥
もう‥‥‥ダメ‥‥だ‥‥‥よ‥‥」

「ここ？
感じてるかな？」

アキは中指の腹でクリに円を描く。

「イヤ‥‥‥ダメ‥‥‥ダメ」
私は弓なりになり、
身体を捩る。

「まだ華は足りてないのかな？
どうして欲しいか？
言うまでやめない事にしょ！」

アキは舌でクリを突っつき、
反応を見ながら、
クリを舌先でチロチロと焦らすように舐め続けた。

「そこ‥‥‥‥‥ダメ‼︎‥‥‥‥あっ‥
もう‥‥あっ‥‥‥意地悪しないで！
アキのを‥‥‥‥あっ‥‥イヤ‥‥ダメ‥‥あっ‥‥
うーん‥‥‥ダメ‥ダメダメ‥ダメ‥ダメ‥‥‥
あっ‥挿れて‥‥‥お願い‼︎‥‥‥‥」


もはや我慢不可能‼︎
性欲の世界の果てまで飛んでゆきたい気分。

私はアキのワンルームアパートの、
キッチンのテーブルの上で、
淫らな格好のまま、
アキが欲しいと本音を叫ぶ。






カチカチとベルトを外す音。


焦らされ続けて、
待ちわびたこの時がやって来た。


目を閉じてアキを待つ。


秘部の肉に触れた堅いアキの先。
位置を確かめたソレは‥‥‥
私の秘部の膜が包み込む。

ジワジワと伝わるアキそのもの。
熱を帯びて奥を目指す。

ピチャピチャと濡れた音と共に、
アキは入ってくる。

ゆっくりと上下に動き、
蜜で濡らされ、
一つになろうとする。


アキの全てを受け入れて、
私はアキの背中を抱く。

細身のアキ。
それでも腕は逞しい。
堅い筋肉質なアキの腕の中に、
私は包まれた。

抱かれる悦びを噛み締め、
繋がる身体に愛おしさがこみ上げる。


気持ち良くて、
本能のままよがる。
腰を浮かせて、
アキを奥に導く…


絶頂の波が押し寄せてくる。

「あん‥‥‥アキ‥‥‥‥‥‥うっ‥‥‥あ‥‥‥」



波にのまれて、繋がったまま時間が止まってしまえばいい。