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溺れる恋は藁をも掴む
第11章 color
アキは優しく私の髪を撫でて、

「気持ちいいよ。
無理させて悪いな。
でも‥‥‥気持ちいい。
華に受け入れて貰えた嬉しさでイキ‥‥そう」

アキは私の口からモノを抜くと、
私をベッドに押し倒す。


「最後は華でイク」


私はアキを抱きしめ、
セックスを受け入れた。


繋がる悦びと愛しさの中、
これが欲しくてアキを求めとしまうんだと、
実感する。

その反面、アキの気持ちいい事を理解しなければ、
この関係も呆気なく終わるだろう。


セックスが終わっても、
優しく腕枕の中で眠り、
アキの逞しい腕の中を独り占め出来ても、
普通の恋人のようにこの部屋に泊まったとしても、
私はアキの最高の理解者であり、
恋人ではない事を自覚しなければならない。

自惚れも勘違いもしてはいけない。

それが引き金となり、
脆く崩れてしまう関係だと自分を戒めた。

朝になり、
恥ずかしさで下を向き、
「おはよう‥‥‥アキ」
「おはよう、華」

今日の1日が始まる最初の挨拶を裸で交わす。
これが本当の恋人だったらね‥‥‥


支度をして帰る前に、
昨日買ったハンドタオルをプレゼントした。


「えっ‼︎わりぃーよ。
昨日、飯までご馳走になって、
プレゼントまで」

そう言うアキに、

「開けてびっくりよ。
そんなに大したもんじゃないよ。
気持ちばかりのプレゼント。
でも、アキにプレゼントしたくなった。
お礼だよん」

戯けて言ってみた。

「サンキュー」
アキは嬉しそうに笑う。

「どういたしまして」

私はあなたのハンドタオルでいいよ。
傍に居ながら、
特別じゃなくても、
必要として貰えたら。

青は私の好きなカラーなの。
あなたとの関係に大好きな青を添えておくよ。

駅までアキに送って貰い、
コーヒーを一杯だけ飲んで別れた。


アキとの初めて朝帰り。

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