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溺れる恋は藁をも掴む
第11章 color
私の視線は斜め前に座る誠治さんに留まる。

誠治さんは特別なイケメンではない。

前に座る5人の男性をルックスだけで選ぶなら、
お調子者で軽そうな沢口になるんだろうな?
こういう沢口タイプは、
顔の良さだけで周りに甘やかされてきてしまい、
性格はそこまで磨かれず、
残念な部分が見せながらも、
何故かこういう男はモテるんだよね‥
私的には、最も苦手なタイプなんだけど、
私がデブじゃなく、
優奈のように綺麗な子だったら、
釣り合いも取れるし、
苦手意識もなく、
沢口タイプの男性が友達や彼氏でも、
別におかしく見えないだろうから、
苦手には思わないんだろう。

ルックスに自信のない私は、
イケメンが大好物でも、
ちゃんとわきまえるとこはわきまえ、
無駄な動きを避ける。
そうする事で無駄に傷つく事からも、
回避してきた。

世の中には美女と野獣カップルや、
その逆の野獣女とイケメンカップルも居るだろうが、
そんなのは、稀、もしくは奇跡だとしか思わない。

こんな捻くれた私にも、少しくらい夢があってもいいじゃん?


5人の中では一番普通っぽい誠治さん。
普通だとしても、
私みたいな子じゃ、難しいかもしれない?
それでも仲良くなりたかった。

高望みはしない。
その場だけでも、
いい子と思われたい。
そんな気持ちになった。






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