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溺れる恋は藁をも掴む
第11章 color
恋愛に不慣れな私は、こうして自分を気遣ってくれる男に、ときめいてしまうもんなんです。
そこから女になる。
さっきまで意識してなかったのに、
急に電波が良くなった携帯のように、スイスイと動いてしまう心。
嬉しさが素直に顔に出て、
ほころぶます。
私を含めて5人の女。
そして目の前には5人の男。
普通に考えたら、
あぶれる者が出ない人数設定。
優奈狙いが多い中、
厳しい状況なのは予想がつく。
それでも、人生にはここぞという時に、
サプライズ的な幸運の女神が舞い降りる瞬間がある。
こんな鈍臭い私でも、
そんなチャンスを賭けてもいいじゃないか?
と、自分を奮い立たせてみたくなった。
普段の私なら、今日を無難に過ごせればいいやと、
欲を持たないでやってきた。
それを寂しいと思いながらも、
諦めてしまった方が、
無駄に期待しない分、楽だった。
少しくらいは‥‥‥
今日くらいはいいじゃない?
と思ってしまったのが始まりだった。
そこから女になる。
さっきまで意識してなかったのに、
急に電波が良くなった携帯のように、スイスイと動いてしまう心。
嬉しさが素直に顔に出て、
ほころぶます。
私を含めて5人の女。
そして目の前には5人の男。
普通に考えたら、
あぶれる者が出ない人数設定。
優奈狙いが多い中、
厳しい状況なのは予想がつく。
それでも、人生にはここぞという時に、
サプライズ的な幸運の女神が舞い降りる瞬間がある。
こんな鈍臭い私でも、
そんなチャンスを賭けてもいいじゃないか?
と、自分を奮い立たせてみたくなった。
普段の私なら、今日を無難に過ごせればいいやと、
欲を持たないでやってきた。
それを寂しいと思いながらも、
諦めてしまった方が、
無駄に期待しない分、楽だった。
少しくらいは‥‥‥
今日くらいはいいじゃない?
と思ってしまったのが始まりだった。