この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
溺れる恋は藁をも掴む
第12章 恋に落ちる時
私に巡ったチャンス。
それは誠治さんの連絡先を知ってる事。
多分ね、
誠治さんにとっては、
一緒に飲んだ子が、
同僚の失言で怒って帰ったから、
そのフォロー程度で、
私を気に入ったとかじゃなく、
印象を悪くしない程度の優しさに過ぎない。
バカみたいに期待もしない。
私は自分を世界で一番理解してる。
これが優奈みたいな美人なら、
ここまで卑下した考えもなく、
連絡をするだろう。
向こうはチャンスとばかりに、
優奈ならデートに誘われるに違いない。
そこが美人とデブの違い。
デブは自惚れてはいけない。
いけないんだけど…
滅多にないチャンスなんだ。
このチャンスを生かさないデブも居ない。
いや、女ならチャンスを生かしてナンボよ‼︎
撃沈なんて、生まれてから何度もしている。
私の心は海の底で眠るタイタニック号より、
頑丈なのさ。
何度も引き上げられ、
おんぼろになろうとも、
恋への憧れは捨てきれない。
自分でメンテナンスしながら、
航海しなければ、
いつまで経っても、
恋なんて出来やしない。
恋は航海に似ている。
美しく広がる海原を目指して、
景色を楽しむ。
目の前に広がる世界は、
航海に出なきゃ、
見れやしない。
陸で眺めていても、
海の表面上の景色しか知らない。
ならば、いざ恋海に‼︎
私は電車に揺られながら、
誠治さんへのチャンスに挑む。
普通程度の頭だけど、
次に繋げるメールの文面を必死で考える。
それは誠治さんの連絡先を知ってる事。
多分ね、
誠治さんにとっては、
一緒に飲んだ子が、
同僚の失言で怒って帰ったから、
そのフォロー程度で、
私を気に入ったとかじゃなく、
印象を悪くしない程度の優しさに過ぎない。
バカみたいに期待もしない。
私は自分を世界で一番理解してる。
これが優奈みたいな美人なら、
ここまで卑下した考えもなく、
連絡をするだろう。
向こうはチャンスとばかりに、
優奈ならデートに誘われるに違いない。
そこが美人とデブの違い。
デブは自惚れてはいけない。
いけないんだけど…
滅多にないチャンスなんだ。
このチャンスを生かさないデブも居ない。
いや、女ならチャンスを生かしてナンボよ‼︎
撃沈なんて、生まれてから何度もしている。
私の心は海の底で眠るタイタニック号より、
頑丈なのさ。
何度も引き上げられ、
おんぼろになろうとも、
恋への憧れは捨てきれない。
自分でメンテナンスしながら、
航海しなければ、
いつまで経っても、
恋なんて出来やしない。
恋は航海に似ている。
美しく広がる海原を目指して、
景色を楽しむ。
目の前に広がる世界は、
航海に出なきゃ、
見れやしない。
陸で眺めていても、
海の表面上の景色しか知らない。
ならば、いざ恋海に‼︎
私は電車に揺られながら、
誠治さんへのチャンスに挑む。
普通程度の頭だけど、
次に繋げるメールの文面を必死で考える。