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溺れる恋は藁をも掴む
第12章 恋に落ちる時
暫く、携帯とにらめっこしても、
昨日より余裕な気持ちで返信を待てた。
予定のない休日は、ゆっくりと過ごすのが定番。
本を読んだり、ネットサーフィンをして遊ぶ、
インドアを好む。

台所でお気に入りの茶葉を選んで、
紅茶を淹れてゆっくり部屋で飲む。

今日はダージリンを選びミルクティーにした。
鼻腔を刺激する紅茶の香り。
こんな時間も自分の中では優雅な時間と呼び、
楽しんだりもした。

鳴らない携帯をチラ見。
気にしない、気にしない。

お昼近くに待っていたメールが届いた。



ワクワクしながら、
メールを開く。



誠治さんからだった。
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