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溺れる恋は藁をも掴む
第14章 二十歳の恋
口惜しみながら、
グラスのアイスティーを飲んでも、
いつかグラスは空っぽになる。
グラスの底の氷も溶け始めていた。
その氷をそっと眺めた。

「今日は本当に有難うね」
誠治さんがそう言えば、
デートは終わりを迎える。


「お茶は私がご馳走します」

いいよと言う誠治さん。

「お昼ごはんご馳走になりましたし、
予定のない土曜日を楽しめましたから、
ここは私が払います」

私は伝票を持ちレジにに向かう。

喫茶店を出ると、
誠治さんにお礼を言われた。

「お茶もご馳走するのが当たり前なんだけどな」
って苦笑いする誠治さん。

「いえいえ。
どっちもご馳走になるわけにはいきませんよ」
と私は笑う。


駅に向かい歩き出す。
デートは終わりなんだね。


駅前を通り過ぎようとすると、
有名な大画面に近日公開映画の紹介が映し出された。



「あなたはどこまで人を愛せますか?」
ナレーションが鳴り響く。



あ!これは‼︎
私は立ち止まり、
その画面を見た。
誠治さんも一緒に立ち止まり、
暫し、その画面に釘付けになる。

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