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溺れる恋は藁をも掴む
第14章 二十歳の恋
シャワーを浴び終えて、
恥じらいからか?
下着をつけて、
尚且つ、体形を隠すようにキャミソールまで着る。
その上から備え付けのバスローブを羽織り、
覚悟を決めて、
誠治さんの目の前まで歩く。


ソファでビールを飲んでいた誠治さんが、
「待っててね。
俺も浴びてくる」

と立ち上がり、
私に軽くキスをして浴室に向かった。

私はソファに腰を降ろして、
時を待つ。


耳に響くシャワー音。


この音が終わった後、
私は誠治さんに抱かれる。
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