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溺れる恋は藁をも掴む
第15章 カルアミルクとビール
私の口に入ったあなたの性器。
びっくりして、私は固まる。

大好きなあなた。
あなたのモノだけど…
私はダラダラと情けなく唾液を流して、
口に入った異物を舌で追い出した。

「はっ‥‥‥うっ‥‥‥ゲホゲホ」
私は異物から免れ、
息を吐く。

あなたは、そんな私を見て…
薄暗い部屋の中で背中を向けて、
また「ごめん」と謝った。

私は暫く宙を仰ぎ、無言になる。

突然の事でビックリしてしまったのと、
フェラチオという行為の驚きや嫌悪感が、
隠しきれなかった。


落ち着きを取り戻してから、
私も「ごめんなさい‥‥‥慣れてないの」
取り繕うように言ってはみたけど、
一気にしらけムードが流れた。
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