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溺れる恋は藁をも掴む
第15章 カルアミルクとビール
痩せてからは、
ほんの少しだけ自分に自信を取り戻した。
鏡を見るのが苦痛じゃない。
可愛い洋服をサイズじゃなく、
値段を気にするようになった。
ナンパをされるようにもなった。
優奈やマドカに誘われて合コンに行ったら、
私に話し掛けてきて、
アドレスを知りたがる男も居た。
世界は変わった。
でも、心はしょぼくれたままだった。
牧瀬晶に再び巡り会うまで。
忘れられない痛い恋の後に、
私に訪れた新たな恋。
『最高の理解者』を、
私はこの恋心を隠して演じきれるだろうか?
大人ぶった苦味が残るビールより、
私は甘くて口当りのカルアミルクが好き。
牧瀬晶(アキ)は、
もっと好き。
過去を振り返り、
正直になりたい日もある。
ほんの少しだけ自分に自信を取り戻した。
鏡を見るのが苦痛じゃない。
可愛い洋服をサイズじゃなく、
値段を気にするようになった。
ナンパをされるようにもなった。
優奈やマドカに誘われて合コンに行ったら、
私に話し掛けてきて、
アドレスを知りたがる男も居た。
世界は変わった。
でも、心はしょぼくれたままだった。
牧瀬晶に再び巡り会うまで。
忘れられない痛い恋の後に、
私に訪れた新たな恋。
『最高の理解者』を、
私はこの恋心を隠して演じきれるだろうか?
大人ぶった苦味が残るビールより、
私は甘くて口当りのカルアミルクが好き。
牧瀬晶(アキ)は、
もっと好き。
過去を振り返り、
正直になりたい日もある。