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治してあげます
第5章 タブー
「覚えてる?皐月原笑里ちゃん。あの子、そうとう学に惚れ込んでて…なのに、宮崎ちゃん現れちゃったからストレス溜まりまくって今すごい調子悪いんだよね」
なのに…か。
確かに…この前、暴れだしたって看護師さんが学さんのとこまで、走ってきていたのを思い出す。学さんはイケメンだもんな、彼女のこともよくわかる気がする。
「…今、そっちに学行ってるから、今日は俺なんだよ」
きゅーっと締め付けられる。
そんなこと言ったら会いたくなるから言わないで欲しいのに。
でもしょうがない。仕事だもの…。
「じゃ、治療していこうかな…?」