パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第6章 退院

「宮崎さん、顔色前より良くなりましたね」


いつも来てくれている看護師さんが私にそう告げた。


「そうですか!」

「ほら、来た時よりも全然!イメージ変わりましたよ」

「あっ…ありがとうございます!」



窓を開けていた手がふと止まった。


「そろそろ退院かなぁ。寂しいな」


そうだった。


夢の時間はもう少しで終わりに向かっていた。


「そう…です…ね」


とぎれとぎれに話してしまうのにも理由がある。