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第6章 退院

夢の時間が終わる。

それは、先生と離れてしまうということでもあるのだ。


今は、離れてたくない。

でも、離れないと…迷惑かけちゃう…。



「宮崎さん!!」


そう思っていたら、気持ちが悪くなってしまって気づいたら、看護師さんが駆けつけてきて私の背中をさすった。



「…無理は絶対ダメですよ」

「はい…」


私、依存している。学さんに…。

やっぱり離れたくない。



だからといって、仮病を使うのはなんだか周りにも迷惑をかけてしまう。