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治してあげます
第2章 秘密の関係



「…昨晩付いていただきありがとうございました」



私は、この気持ちを彼に見せてしまってはダメだと思って普通のことを言ってしまった。




「いえいえ…あ、今日から治療を始めますので時間になったら僕が行きますから待っていてくださいね」





またにこっと笑って彼は、出て行ってしまった。


昨日よりは、まだ気持ちが安定している。




不思議と気持ち悪かったり、具合悪かったりという症状が和らいでいるような気がした。これも先生のお陰なのだろうか。




医者と思えない行動や言動であまり信じていなかったが、やっぱりここは病院だな、と思わされた。
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