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治してあげます
第10章 番外編:美雪side 2
「よっしゃー終わったぁ!」
溜まりに溜まっていた書類の仕事が終わった。パソコンの仕事だったせいで、腰と肩が痛い。周りはもう真っ暗。真夜中だった。
病院の夜って怖いっ!て思うのが女子なんだけどなぁ。
悪いことにあたしは、なんにも感じない。というか、そんなことにあったことないからわからない。
荷物をちゃちゃっとまとめて、その部屋から出て行く。
エレベーターのボタンを押して、しばらく待つ。
しかし、全然来そうにない。
仕方ない…階段で行くか。
そう思った時、いきなりチンっ…と音がした。
「え?」
そこに誰も乗ってない。
そりゃ、そうか。