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治してあげます
第10章 番外編:美雪side 2
怯える新菜。
可愛い顔してるし、小柄で…あたしでさえ守りたくなるような女の子。それが新菜。
それに比べてあたしは、身長もそこそこあるし…胸でか女。一番それが嫌だ。だって、いかにも強そうじゃん…。
なんだよっ…この女子力の差は!
若干ぷんすか怒っているあたし。
その間に川崎先生は隣に運ばれていて、気づけばあたしは看病につくことになっていた。
そして
新菜の方を見ると彼、新道さんは積極的に話していた。
近いはずなのに遠く感じて、話すら入って来なくなっていた。
この短期間で一気に惚れていたあたし。またしても、どん底へと落ちていった。
『恋はしない』
なんて決めつけて、結局自分で恋しちゃって…。
もう、
やだなぁ…。